フェンスの内側の世界

フェンスで仕切られているから安心?

米軍基地はフェンスで仕切られていますが、、、当然、環境(水や空気)はそうではありません。現在、米軍基地では、PFASをはじめとする有害物質が沖縄の環境を汚染している可能性があると報道されています。

沖縄のアメリカ軍基地周辺の水から、人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物PFASが、高い濃度で相次いで検出されている問題で、市民グループが住民380人余りを対象に、血液に含まれるPFASの調査を行いました。その結果、基地周辺の自治体では、国が去年、全国で行った調査の2倍から4倍近い濃度が検出されたということです。

沖縄 米軍基地周辺 有害指摘PFAS血中濃度 全国平均の2~4倍に

アスベストや鉛は、PFASとは有害物質の種類は全く異なりますが、例えばアスベストは、繊維状の鉱物のため、非常に軽くて飛散性が高く、繊維の中には1km先まで浮遊して大気を汚染してしまいます。そのため、撤去作業現場がフェンスに近い場合、しっかりとした対策が取られていなかった場合は、簡単に基地の外のエリアを汚染してしまうおそれがあるのです。このようなことが起こらないようにするために、資格を持つ専門業者が飛散させないように負圧養生を行ったり、公正な立場から作業員の作業環境や大気汚染を監視する第三者機関の監視を実施したり、チェック機能として管理する基地従業員が、1つひとつのプロジェクトに携わっています。

米軍基地内で使用できる資格

フェンスの内側の改修工事では、日本の建築基準ではなく、主にアメリカの建築基準が適用されています。アスベストの資格を例にあげますと、日本ではアスベストの工事に関わる専門業者の方々は、石綿取扱作業従事者や石綿作業主任者、建築物石綿含有建材調査者を取得していますが、それらの資格は米軍基地内では使用できません。

アメリカの環境省の役割を担う環境保護庁EPA(Environmental Protection Agency)の定めた認定プログラムを修了者に与えられるサティフィケイト(資格/認定証)を取得・継続保持する必要があります。資格が持つ責任の範囲は、同じとは限りませんが、以下のようなクラスを受講しています。

石綿取扱作業従事者…作業員(ワーカー)

石綿作業主任者…契約者/監督官(コントラクター/スーパーバイザー)

石綿含有建材調査者…建物調査官(ビルディングインスペクター)

他にも、作業計画書を作成する上で必要になる企画設計者(プロジェクトデザイナー)や、各基地施設に現存しているアスベストを維持するためのプログラムを計画して管理するアスベストプログラムマネージャー(APM)が必要とする管理計画者(マネージメントプランナー)の講習も行っています。

希望するクラスがあれば、スケジュールに予定されていなくても、いつでも090-9788-2868までご相談ください。お待ちしています。

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